〜AGM-65〜
スケールは1m |
AGM-65マーベリックミサイルは対戦車攻撃を目的とし、TV/レーザー/赤外線/アクティブレーダー誘導方式など様々なバリエーションが開発され、第4次中東戦争で米国より供与され使用されたイスラエル空軍のTV誘導方式のAGM-65Aはなんと、命中率が85%にも及ぶという恐ろしい成績を残ししたのです。
初期のAGM-65AマーベリックではTV誘導で母機から誘導するというもので、AGM-65Bでは発射前にA型よりも2倍のズームが可能なカメラに映し出された映像をメモリーに記憶しそれと符合する目標へ誘導するように変更されました。AGM65Dでは赤外線画像誘導に変更され悪天候や夜間でも使用できるようになり命中率も向上しました。最大射程は13海里を誇ります。
湾岸戦争では5000発のAGM-65A/B/C/D/E/F/Gが使用されイラク陸軍の壊滅に多大な貢献をしました。しかしF-15Eのような高速な戦闘機では運用が難しく、これからの戦果は専らA-10によるものです。
ロケットモーターをターボファンエンジンに換装し射程距離を40海里に延長したロングホーンマーベリックを開発する計画も存在します。
※スペックシートはAGM-65G
名称 | AGM-65G MAVERICK |
用途 | 装甲車両攻撃 |
重量 | 670ポンド(301キログラム) |
全長 | 8フィート5インチ(2.49メートル) |
直径 | 1フィート(30.4センチメートル) |
操縦翼幅 | 2フィート4インチ(71.12センチメートル) |
弾頭 | 300ポンド(136キログラム)爆風貫通弾頭 |
エンジン | TX-481固形燃料ロケット |
誘導方式 | IR赤外線画像認識ホーミング |
最大射程距離 | 13海里 |
単価 | 110000ドル(1265万円) |