〜戦闘空中哨戒〜

空中戦闘哨戒(CAP)
目的はただ1つ「脅威となる航空機を撃墜し、航空優勢を確保すること。」
このミッションは本来戦闘機のあるべき姿といえます。
CAPにはいくつか種類があります。高価値目標(給油機やAWACS)等の護衛や、攻撃部隊の護衛、指定区域の防空…全てをまとめてCAPと呼びます。

武装は空対空ミサイルを満載し長時間に及ぶCAPならば外部搭載燃料タンクを装備するでしょう。F-15Eは最大3つの外部燃料タンクを搭載してもミサイル搭載量を減らす事が無く8発の空対空ミサイルを装備する事が出来ます。最も標準的な装備はAMRAAMを胴体側面に4発、翼下面に4発のサイドワインダーといったところでしょうか。

空飛ぶ司令部E-3AWACSより「GO!」サインがあればCAP部隊はすぐにでも襲いかかれるように中高度以上をマッハ0.8〜0.9といった高速で巡航しています。高度が高いと言うことは敵機を発見後降下しながら向かう事になるので加速力が高まります。また空対空ミサイルは、母機が高速であるほど、より空気の薄い高空を飛行するほど射程距離が伸び、命中率も格段に向上する利点があります。

従来のF-15も含めて(と言うより全てF-15E以前)撃墜した飛行機は100を数えますが、まだ一度たりとも戦闘機相手に撃墜された事例は無く、文字通り史上最高のスーパーファイターという地位を占め続けました。

最も華々しく魅力あふれるCAPですが、いついかなる場合においても敵機を撃墜する能力を持つF-15EストライクイーグルといえどもCAPは専門外の任務です。同等の戦闘力を持つF-15Cイーグルで十分事足ります。なにも高価なF-15EをCAPに駆り出す必要はないでしょう。

とある映画でセリフで「戦闘機は派手だ。しかし歴史を作るのは常に爆撃機だ。」とありました。F-15Eは対地攻撃能力を最大限にまで強化された戦闘爆撃機であり、華々しく活躍するのではなく新秩序を構築するための楔となる機なのです。



長距離侵攻制空
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兵装 AIM9 増槽 AIM9 AIM120   増槽   AIM120 AIM9 増槽 AIM9
  AIM120 AIM120  
       
   
   
   




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