〜AGM-158〜
開発中のステルスミサイルAGM-158 JASSM Joint Air to Surface Standoff Missileの略称。
ボーイングとロッキードマーチンでの競合の末にロッキードが開発を担当することになりました。まだ極少数が限定的に生産されているにすぎず実戦配備はされていません。
射程距離は100海里から200海里以上と予想され、ジェットエンジンと格納式の翼が装備されます。ミサイルの速度はマッハ0.9程度。JASSMの最大の特徴は巡航ミサイルとしては初めてステルス性がもたらされていると言うことで、ただでさえ困難な巡航ミサイルの迎撃がさらに困難になります。
しかしステルス性はそれほど重要視されてはおらず、コストが最重視されおりJASSM計画が発足するきっかけになった「TASSM」計画がコスト超過で中止になってしまった経緯を踏まえられています。
誘導方式は目標に接近するまではGPSと慣性航法装置を使い、目標付近でIR画像認識に切り替えます。着弾誤差は数フィートでレーザー誘導爆弾に匹敵する命中率です。100海里200海里を飛行してこの命中率ですから脅威としか言いようがありません。
名称 | AGM-158 JASSM |
用途 | 高価値施設精密攻撃 |
重量 | 2200ポンド(998キログラム)? |
全長 | 13フィート1インチ(4.2メートル)? |
弾頭 | 1000ポンド級爆弾 |
誘導方式 | 中間誘導:GPS+慣性航法 終端誘導:IR画像認識 |
最大射程距離 | 100海里〜200海里(推定値) |
単価 | 7000000ドル(8050万円) |